加藤鷹幸氏とは何者か?評判や書籍について感じたことについて

こんにちは。杉本です。

最近、当サイトに不動産投資のセカンドオピニオンの依頼でご連絡頂いた方から、参考にしているという本があるということで下記の本を紹介して頂きました

サラリーマンは寝ながら“もっと”お金を増やしなさい!

こちらの本を読んで、マインドの大切さを非常に強く感じたので、文章で記しておきます。

当ブログの管理人
バンカー杉本
北関東出身で外資系銀行に勤務する40代のサラリーマン投資家。東京工業大学で金融工学を勉強。同大学院博士課程を卒業後、日系証券会社勤務。在籍中に不動産投資と出会う。現在はワンルームマンション12戸保有(内ローンフリー物件5戸)。過去に悪徳不動産会社から物件を購入してしまった苦い経験を持つ。セカンドオピニオンサービスでトータル3000万円以上のメリットを享受。CFA、証券アナリスト、プライベートバンカー、宅建士の資格を保有。

「サラリーマンは寝ながら”もっと”お金を増やしなさい」を読んだ感想

こちらの書籍ですが、ストーリー仕立てで面白く、投資初心者でもスラスラと読める内容になっています。ただ、投資のノウハウはもちろん0ではありませんが、マインドの部分が多めの内容、具体的なノウハウを求めている人には物足りなさを感じると思います。

今回セカンドオピニオンでご相談頂いた方は現在サラリーマン、しかし「今の会社にずっとしがみつくのではなく、自分の力で何かしたいと思っているがなかなか最初の一歩が出ない」という方でしたので、まさにこの本を読んでマインドが刺激されたのかなと推察しています。

ちなみに、著者のサイトを見るに、各書店で売上上位にランクインされていて、amazonでも1位を取られてるので、知らないセカイがあるのだなと感じさせられました。

ノウハウが通用しなくなっている世界ではマインドが重要

当初、加藤氏の著書を読んだあと、「ノウハウ薄めの自己啓発本か」という感想しかありませんでした。しかし、当サイトに相談頂いた方は、実際にこの本を読んで具体的な行動を起こしていることを考えるとこれは凄いことなのでは感じました。いわゆる普通のサラリーマンは投資にしても副業にしても最初の一歩が非常に重い。そのハードルを超えさせているのですから、なかなかの影響力です。

加えて、2020年から始まったコロナを始め、2022年のロシアによるウクライナ侵攻、それに伴った物価上昇や株価の乱高下など、今までの投資ノウハウが一切通用しないような大きな出来事が立て続けに起こっています。

これからはAIで仕事がなくなると言われたり、NFTで世界が変わる、メタバースが次の産業だ、と一個人が普通に生きる上でも一つ一つの選択肢がすごく難しい時代ですしね。

そういう時代においては瑣末なノウハウよりも、折れないマインドが重要になってきますので、そういう意味では良書なんだなと感じました。

加藤氏の著書はマインド醸成に吉

著書の話に戻りましょう。

私はこの本が売れていることはまさに時代の流れだなと感じています。コロナや円安で足元が暗い、少子高齢化や戦争で未来も暗い日本において、自助努力を始めようとする人が多いことは頷けます。

加藤氏の著書はいわゆる一般的なサラリーマンである主人公が少しずつマインドが形成されて経済的に自由になる様を見せつけてくれるので、まさに一歩踏み出せない人の背中を押してくれる本、これからの時代に必要なマインドをくれる本なのだと思います。

あとは失礼を承知で申し上げると、投資を始めるまでの加藤氏は他責、他力本願といったダメダメなサラリーマンとして描かれているのですが、その加藤氏が成長していき、どこか痛快な、自分にもできるんじゃないか、と思わせてくれるところが本が売れているポイントだと思います。

投資ノウハウはどこまで行ってもノウハウ

著者の方もこの記事を読むかもしれないのですが、、、

この本の欠点としては、投資ノウハウがあまり出てこないことです。

唯一具体名が出てきたのはS&P500くらいでしょうか。あとは不動産会社と仲良くすべしといった簡単なノウハウは出てきますが、すでに投資を実践されている方からすると肩透かし感は否めません。

ただ、先ほど記載した通り、マインドを醸成する上では非常に良いなと思うので、まだ具体的な行動ができていないけど、自分の今の状況を何かしら打破したいと考えている人にはお勧めいたします。

まとめ

結果、この本が読者にとって良いかどうかは、読む人によって変わることでしょう。

この本を手に取り、人生観が変わる人もいればそうでない人もいると思います。

私は不動産投資の相談に乗る身として、相談者さんの気持ちが理解できる一冊となりました。

 

それでは!